2022年 安全報告書
(2021年4月1日~2022年3月31日)2022年7月作成
 

一般財団法人
青森市文化観光振興財団
(モヤヒルズ)
 
コスモスクワッドリフト
オダマキペアリフト
アケビペアリフト
カタクリペアリフト 
 
 

1.ご利用者の皆様へ 
 平素よりのモヤヒルズに対しますご支援に心より御礼申し上げますと共に、当財団の索道事業に対しまして日頃のご利用とご理解をいただき誠にありがとうございます。
当財団では、モヤヒルズで楽しまれる皆様への安全を何よりも第一と考え、法令順守を徹底し安全輸送に努めております。
また、新型コロナウイルス感染予防の観点から、モヤヒルズにおきましては青森市役所及び、関連分野のガイドラインに基づき衛生管理や運営に努め、ご来場のお客様のご理解とご協力により、予防に効果があったことについて、ご来場の皆様には大変、感謝いたしております。
 本報告書は、索道事業法に基づき、主に2021年度に実施した輸送の安全確保の取り組みや安全の実態についてまとめたもので、自ら振り返ると共に、広くご理解いただくために安全報告書として公表いたします。本書をご一読いただき、皆様からのお声を安全輸送に役立てたく、ご意見、ご感想を頂戴できれば幸いです。

                     一般財団法人 青森市文化観光振興財団
                            理 事 長 能 代 谷 潤 治
 
 

2.索道基本方針と安全目標
【基本方針】
 当財団の経営理念の第一は、安全確保です。「安全基本方針」を次のように掲げ、理事長以下従業員に周知・徹底しております。
① 安全確保は、索道事業の最大の使命である。
② 輸送の安全に関する法令及び関連する規定を理解するとともにこれを遵守し、厳正、忠実に職務を遂行することが安全の基礎である。
③ 常に職務の実施にあたり、推測に頼らず確認の励行に努め、疑義のある時は最も安全と思われる取り扱いをする。
④ 安全の確保のため職責を超えて一致協力する。
⑤ 事故・災害が発生した場合には、人命救助を最優先とし、併発事故を防止する。
⑥ 情報を迅速かつ正確に伝え、透明性を確保すること。
⑦ 常に問題意識を持ち、必要な変革に取り組むよう努める。
 
 
【安全目標】
 基本方針を徹底し、索道運転事故ゼロを目指し、日頃から安全確保に努めます。
① 安全確認、安全誘導の徹底。
② 法令遵守
【安全目標】

区  分 項  目 内  容
定量的な目標 索道運転事故  乗客の人身傷害を伴う事故を発生させない

 
 
3.索道事故等の発生状況とその再発防止措置
 
(1) 索道運転事故(索道人身事故)
令和3年度 国土交通省への索道運転事故報告はありません。
(2) 災害 (感染症、地震、豪雪等)
令和3年度 新型コロナウイルス感染症感染防止による運転休止。
(令和3年9月1日(水)~令和3年9月30日(木))
(令和4年2月1日(火)~令和4年2月28日(月))
(3) インシデント(事故の兆候)
令和3年度、国土交通省へのインシデント報告はありません。
(4) 行政指導等
令和3年度、行政指導はありません。
 
 
4.安全のための投資と支出
   安全の維持・予防保全のため、索道施設の修繕を行っております。

 (実施した整備)
  リフト関係
① コスモスクワッドリフト握索部検査部品交換整備(予備含む58台分)
② コスモスクワッドリフト索条切詰め(日本ケーブル)
③ コスモスクワッドリフト油圧緊張装置整備(JFEプラントエンジ)
④ オダマキペアリフト索受装置整備(日本ケーブル)
⑤ コスモスクワッドリフト制御プログラムROM交換
⑥ オダマキペアリフト制御プログラムROM交換
⑦ コスモスクワッドリフト押送関係部品交換
⑧ 索道施設周辺ゲレンデ防護設備更新
 
 
5.索道従業員教育
 当財団では、お客様の安全に役立つよう、社内教育・救助訓練・索道協会の研修会へ積極的に参加など安全教育の重要性を認識し取り組んでおります。 
令和3年度も新型コロナウイルス感染拡大防止の為、3密を避け、研修会や講習会が中止となり、書面研修や対策した少人数での講習が実施できる範囲となっております。
 
 
(1)索道技術講習会
【東北索道協会(地区部会を含む)研修会】
 
(1) 令和3年 9月 東北運輸局 索道技術管理者講習会【書面開催】
(2) 令和3年11月 索道従事員講習会
【社内技術講習会】
(1)  令和3年11月 接客講習会 【コロナ渦の為、開催中止】
(2)  令和3年12月 クワッド予備原動機講習会 通年スタッフ
(3)  令和3年12月 ペア予備原動機講習会 通年スタッフ
(4)  令和3年12月 安全講習会    新人スタッフ
【社内救助講習会(模擬訓練)】
(1) 令和3年12月19日 救助訓練・講習会  通年スタッフを含む冬期スタッフ
(2) 令和3年12月20日 救助訓練・講習会  通年スタッフを含む新人スタッフ
(3) 令和3年12月21日 総合訓練・講習会  冬期スタッフを含む新人スタッフ
(4)  令和3年12月22日 救助訓練・講習会  冬期スタッフを含む新人スタッフ
(5)  令和3年12月23日 救助訓練・講習会  冬期スタッフを含む新人スタッフ
 
新型コロナ感染症感染拡大防止の為、中止となった講習会・研修会・訓練
○モヤヒルズ:接客マナー講習会・パトロール合同救助訓練
○東北索道協会:索道技術管理員研修会
○東北索道協会青森地区部会:索道技術管理者管理員等研修会
 
 
6.安全管理体制
理事長をトップとする安全管理組織を構築し、各責任者の責務を明確にしております。
 

一般財団法人 青森市文化観光振興財団組織体制図
 
運営管理              
一般財団法人 青森市文化観光振興財団
事業所長 
理事長
 ↓
モヤヒルズ事業所長
常務理事
 ↓
安全統括管理者
(モヤヒルズ常勤職員)
 ↓
索道技術管理者
(モヤヒルズ常勤職員) パトロール隊長

索道技術管理員
(モヤヒルズ常勤職員)
運転・整備・監視・乗客
 
 

7.ご連絡先
当財団は、お客様にスキー場を安心してご利用していただくため、より一層安全なスキー場を目指し、環境整備を作っていきたいと考えております。皆様からのお声を安全に役立てたく、貴重なご意見をお寄せいただければと思います。
 
〒030-0133
青森県青森市雲谷字梨野木63
モヤヒルズ管理事務所
TEL 017-764-1110
FAX 017-764-1711